会社概要

 
 
 
 
 
会社名

株式会社 宝水ワイナリー

事業内容

果実酒製造及び販売

代表取締役

倉内 武美

取締役

杉山 幹夫

久保寺 祐己

所在地

〒068-0837 北海道岩見沢市宝水町364-3

TEL:0126-20-1810 / FAX:0126-35-7200

設立

2006年6月2日

資本金

6,040万円

従業員

16名

沿革

2002年

岩見沢市の補助事業として「岩見沢市特産ぶどう振興組合」を設立。

岩見沢市宝水町(現ワイナリーの圃場)へ4種類・計500本の赤ワイン用ぶどう品種を植栽。試験栽培を開始する。

2004年

組合の事業を継承すべく「農業生産法人 有限会社 宝水ワイナリー」を設立。

2006年

ワイナリー竣工・果実酒製造免許認可。

「株式会社 宝水ワイナリー」へ組織変更。

山形県産ぶどうでワイナリー最初の醸造を開始。追って自社農園ぶどうも初収穫・初醸造。

2010年

自社農園の管理面積は約6ha・栽培品種は計7品種まで拡大する。

2013年

映画「ぶどうのなみだ」のメインロケ地として撮影が行われる。

2019年

自社農園の改植事業に着手。植栽面積の拡大とともに既存の園地の整備を行う。

管理面積は約9ha・栽培品種は計8品種となる。

私たちのワイナリーができるまで

わたしたちのワイナリーがある【宝水町】の歴史は、昭和37年5月1日の地番改正から始まる。
 
元々宝水町という名称はなく、【野の沢】と呼ばれていた。そして野の沢には、その名の通り沢の水を利用して暮らしている人々がいた。石狩川左岸の水の便を作り、志文から三笠に通じるの谷から石狩川までの間を水田にするためのダムの計画が持ち上がる。野の沢の集落の人々は「多くの人が米をつくれるなら」と同意。自分たちの開拓した土地を差し出し、水没を選んだ。
 
大正14年、ダム湖が完成した。出来たダム湖は、【宝池】と呼ばれるようになり、文字通り宝池の水は岩見沢市の米作りの礎となった宝物だった。
そして昭和37年。地番改正に向けて自らの村の名前をどうするか。話し合いで「宝の池の宝の水だから、宝水町とつけよう」。宝池がこの町にとってどれほど重要だったかが想像できる出来事だ。そして、新たに町の祭を作った。

当時の市長が視察した倉内農場のぶどう畑

1980年代から、宝水地区の東向きの丘陵をつかって、ワインのための葡萄が栽培されていた。栽培された葡萄は道内のワイナリーが買取るという、原料供給を行っていた。
そんななかで、宝水ワイナリーは2002年岩見沢市の補助事業として【岩見沢市特産ぶどう振興組合】を立ち上げたところから産声をあげる。2代目代表の倉内氏の葡萄畑の景観を見たときに、時の岩見沢市長が谷の底から畑まで駆け上がり「この美しい畑はなんだ」と訊く。「そうか、ぶどうか。すばらしい風景だ。ここで葡萄ができて、ワインを醸すことができるんだな」という。その後、岩見沢市は、なんとか岩見沢にワイン産業を起したいと考える。そして、農産物に付加価値のついた産業構造を、この農業都市のなかで作れないものかと政策を編むことになる。
 
沢山の学びと交流の末、地域の農家で「岩見沢市特産ぶどう振興組合」が誕生し、その後皆で出資した【宝水ワイナリー】が2004年に誕生した。